2026/3/7 Sat. ~ 2026/4/11 Sat.
シャルロット・デュマ 「声が届いて / 絵筆を手にとって」
シャルロット・デュマは1977年オランダで生まれ、現在もアムステルダムを拠点として活動しています。彼女は、馬や犬など人間と深く関わってきた動物を題材に、その歴史や文化的な位置づけを注意深く観察しながら作品制作を行っています。写真、映像を主な表現手段とし、時に作品に自身の個人的な記憶や家族史を織り交ぜます。本展では、象と、自身の父親との記憶を主題とした新シリーズ「Entendue(声が届いて)」より、写真作品を展示するほか、初公開となる新作映画「The Brush in your Hand(絵筆を手にとって)」の上映、および映画のセットを用いたインスタレーション作品を発表いたします。映画「The Brush in your Hand」は銀座メゾンエルメスの予約制ミニシアター「ル・ステュディオ」での上映も予定しています。受け継がれゆく記憶と創造をめぐる、シャルロット・デュマの最新作。それは私的なテーマでありながら、家族の記憶や動物という普遍的なモチーフを通じて、見る者へ温かな共感を呼び起こします。同時に、家族や動物という存在を手がかりに、他者と自己との両者に見いだされる差異や共通項、そして共生についての思考を深める契機となるでしょう。この機会にぜひご高覧ください。